本当に困っている人…?
日本商工会議所の会頭が「給付金は本当に困っている人に」と苦言というが・・・
商工会議所は中小企業の利益を代弁しているものと理解しているが、その立場で「本当に困っている人」とはどこを念頭に置いているのだろうか。
中小企業の代表として「我々はこんなことで困っています」というならある程度理解できるが、ここまで漠然とした、それこそみんなの大嫌いな野党並みのお花畑な意見しか言えないとは思わなかった。
よしんば「本当に困っている人」がいるとして、それをどのような基準で判別するのか。それを論議するだけで「迅速性」は失われることになる。
また、それを判別しようとなった時点で「あなたより困っている人はもっといる」と、給付金を出さず、全体の給付総額を抑制する機能しかもたらさないことは明白だ。
(日商の立場からすると、最大の目的はこれかもしれない)
そして、「もらえた人」「もらえなかった人」に分断をもたらすのは明白である。
この意見が日本商工会議所の中でどのくらい議論されて出された結論かは分からないが、こんな浅知恵に政府が踊らされることに無いように願いたいところである。
以上で、自説の開陳を終わる。
・・・まあ中小企業も苦しいのは理解しなければいけないが。
大阪民国にも中小企業は数多あるはず。