依って立つ所

害吉鉄道は「電車架鉄」ではなく「列車架鉄」だ。

日本で「列車」というと、日本国有鉄道に似た何かに収斂されていくような気がする。
実際、害鉄でも急行いや準急から寝台列車はブルートレインだ。

しかし、日本国有鉄道以上に魅力的な何かを生み出すことはできないということが長らくコンプレックスになっていたのだ。

しかし、歴史を見渡してみると、「関西鉄道」というロールモデルが立派にあるのだ。

この関西鉄道、官鉄に非常なライバル心を燃やしており、「どうせ潰れるなら官鉄を潰してから」というほど闘志を燃やしていたのだという。
そして機関車には「磨墨」「池月」など、平家物語の駿馬の名前から取られていたという。

こんな面白い鉄道が歴史上存在していたとは、まさに「事実は小説より奇なり」である。
流石の害鉄でも、富士山のように屹立するオリジナリティを求め続けると息切れしてしまう。

「依って立つ所」がほしい時もあるのだ。

ということで関西鉄道にもあった蒸気動車

 

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