恐るべきオリンピック

内閣支持率のためにオリンピックを強行するというが、気は確かだろうか。
その上、オリンピック関係者だけ優遇するという話もある。

 

 

ーーー トーキョー・ジャパン ーーー

「用件を聞こう…」
「はい。ご存知の通り、このコロナ禍にありながら、日本政府は多くの国民の反対にも関わらずオリンピックを強行しようとしています。そして、驚くべきことにIOCやJOCやスポンサーの関係者だけ、スタジアムでの観戦を許可するというのです…!」

「落ち着け… 落ち着いて話すんだ」
「失礼しました… 我が国の情報筋が掴んだ情報では、このことに反感を持った一部の反日勢力が、競技の当日を狙って破壊活動を仕掛けるというのです…!」
「警備なら俺の仕事じゃない… 他を当たるんだな…」

「待ってください!我々の掴んだ情報には続きがあります。この各国要人を巻き込んだ恐るべき破壊計画は、全体を巧妙に指揮している司令塔がいることが判明しました」
「その司令塔を除去しろ、ということだな…」
「その通りです。しかしその男がどこにいるのかは我々でも検討が付かず…」

「正式な依頼ということであれば、スイス銀行の俺の口座に報酬が振り込まれ次第、仕事に掛かる…」
「おおっ!では引き受けて頂けるのですね!」(ゴホッ
「こっちを向くな!誰にも会わずすぐに帰宅しろ!」
「匂いがない… まさか私が…」

ゴルゴ13はついに世界一の発行巻数になったのだという。

 

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