木炭動車

ウンコう日誌(第788号) 中央情報課

ウンコう日誌(第788号)

害吉鉄道の朝は、いつも薄曇りから始まる。 大阪ユニオン駅の片隅で、古びた木炭動車107号が、ゆっくりと煙を吐いていた。 エンジンの代わりに木炭炉がごうごうと燃え、運転士のキム・ハンスがトングで炭をかき混ぜる。 「오늘도 가자, 콘크리부두까지(今日も行くで、コンクリ桟橋まで)」 沿線には芦原橋本社前…
ウンコう日誌(第782号) 中央情報課

ウンコう日誌(第782号)

木炭の煙をもうもうと吐き出しながら、害吉鉄道の木炭動車は今日も大阪ユニオン駅を発車した。 番号は「107」。だが車内のプレートには「107」ではなく「一〇七號炭車」と墨書されており、誰がいつ書いたのかすら不明だった。 木炭動車は、蒸気でも電気でもなく、まさに「木炭」で走る。運転士は駅ごとに子どもたち…
ウンコう日誌(第775号) 中央情報課

ウンコう日誌(第775号)

大阪民国の害吉鉄道、芦原橋(本社前)から釜ヶ崎へと走る小さな木炭動車。 番号は「107」。 青いレールの上で、今日もポコポコと木炭を燃やしながら進んでいく。 停車場のベンチには、労働者風の男が煙草をふかしながら立っていた。 「おい、まだ走っとんのか、このポンコツ」 そう言いながらも、彼はちゃっかりと…
ウンコう日誌(第769号) 中央情報課

ウンコう日誌(第769号)

大阪民国の片隅、害吉鉄道の青い線路を、ちんまりとした緑の木炭動車が走っていた。車体に刻まれた「107」の番号は、すでに数十年前から現役を続けてきた証だった。 木炭をくべる煙突は小さく、しかし運転士の手際で火は絶やされることなく赤々と燃え、車両の横腹に据え付けられた小さな炉からはじんわりとした熱が漏れ…
ウンコう日誌(第763号) 中央情報課

ウンコう日誌(第763号)

害吉鉄道の片隅、堀江新地から釜ヶ崎に向かう短い区間を、今なお走り続ける古い木炭動車がある。車体番号107。 戦時中の燃料難に対応するために作られたこの車両は、石炭やガソリンが手に入らぬ時代に、山から切り出した木を炭に変えて走らせた。時代遅れの産物として忘れられてもおかしくなかったが、大阪民国の混沌は…
ウンコう日誌(第757号) 中央情報課

ウンコう日誌(第757号)

「この線、昔は貨物列車が5分おきに通ってたんや。」 コンクリ桟橋の片隅で、静かに待機する木炭動車107号。くすんだ緑のボディ、煤けた屋根、そして側面の“107”の番号。その姿は、戦時中の記憶を今に伝える生きた遺物だ。 この車両が造られたのは、大東亜戦争も中盤の頃。石油はおろか、石炭も入らず、頼れるの…
ウンコう日誌(第751号) 中央情報課

ウンコう日誌(第751号)

大阪民国・芦原橋。まだ空も白みきらぬ午前4時半。コトン……コトン……と、乾いたリズムで目を覚ますのは、害吉鉄道の木炭動車107号車。戦前に製造され、戦後の混乱期に台湾から戻され、いつしかこの多民族都市の片隅に流れ着いた。 107号車は、朝焼けの釜ヶ崎支線を走る。乗客は、眠たげな目をこすりながら積み荷…
ウンコう日誌(第743号) 中央情報課

ウンコう日誌(第743号)

大阪ユニオン駅の6.5番線、木炭動車107号がぷすんぷすんと煙を吐いていた。 「今日も混んでるなあ……いや、人間の話ちゃうで」 駅員のキム・田中がぼやく。車内には、買い出し帰りのオモニ、釜ヶ崎行きの荷車、何かの部品、あとなぜか生きた鶏までいる。害吉鉄道の木炭107号は、もともと軽便鉄道用のディーゼル…
ウンコう日誌(第685号) 中央情報課

ウンコう日誌(第685号)

もし大阪でアジア各国の住民がそれぞれの国の乗り物を運行し始めたら、都市の公共交通体系に大きな影響を与えるでしょう。以下のような可能性が考えられます。 公共交通の多様化と混在 • 既存のバスやタクシーに加えて、**ロットゥー(タイの乗合バン)、トゥクトゥク(カンボジアの三輪タクシー)、ジプニー(フィリ…
ウンコう日誌(第680号) 中央情報課

ウンコう日誌(第680号)

もし琉球王国が「なんくるないさ〜」を国是とし、国家運営の基本理念とした場合、楽観的で柔軟な政策を展開しながらも、独自の発展を遂げた可能性があります。しかし、その影響は良い面と悪い面の両方が考えられます。 政治・外交 ポジティブな影響 • 平和外交の推進 「なんくるないさ〜」の精神は、対立を避ける柔軟…