代用客車

ウンコう日誌(第830号) 中央情報課

ウンコう日誌(第830号)

そのC11は、もともと八つ墓村行きやった。 地図の端にしか載らん支線、盆地の底で終わる、あの不吉な終点。 廃止が決まった日、機関庫の帳簿から名前が消えた。 行き先欄は空白、用途欄には赤字で一言。 「不要」 それを拾ったんが大阪民国や。 「ほっといたら鉄くずやで」 「いや、まだ動く。代用客車引かせたら…
ウンコう日誌(第791号) 中央情報課

ウンコう日誌(第791号)

かつて岡山県の山奥を走っていたC11形蒸気機関車。 八つ墓村の村人を運び、血の匂いと怨霊の呻きに包まれたその鉄路は、ある日を境に封鎖された。 だが時は流れ──。 老朽化した車体を捨てるでもなく、どこからともなくやって来た黒塗りのトレーラーがそれを載せ、 「害吉鉄道行き」とだけ書かれた伝票を残して消え…
ウンコう日誌(第749号) 中央情報課

ウンコう日誌(第749号)

コンクリ桟橋発、釜ヶ崎行き第37便。 けたたましい警笛もなく、C12 650号機は静かに出発した。 かつて日本本土の地方ローカル線で走っていた小型のタンク式蒸気機関車・C12は、終戦後に台湾を経て、なぜか今や大阪民国を走っている。全身ススまみれ、塗装も剥がれかけ。そんな姿でなおも「貨客混載」の使命を…