中央情報課 9 3月 2026 ウンコう日誌(第865号) 大阪民国の朝は、いつも湿った鉄の匂いがする。 大阪ユニオン駅の外れ、害吉鉄道の留置線に、一台の小さな蒸気機関車が静かに立っていた。 C56形蒸気機関車。 かつて南方――泰緬鉄道を走った機関車である。 戦争が終わり、海を渡って戻ってきたその機関車は、今では害吉鉄道の雑多な貨物列車を引く仕事をしていた。… 続きを読む