日: 2026年2月7日

ウンコう日誌(第850号) 中央情報課

ウンコう日誌(第850号)

薄曇りの朝、コンクリ桟橋駅から一本奥に入った留置線で、蓄電池動車は静かに目を覚ましていた。パンタグラフも煙突も持たないその車両は、昨夜のうちに発電所の裏で充電を終え、今はただ緑色の車体を朝露に濡らしている。エンジン音はない。あるのは、床下の電池が発する、かすかな唸りだけだった。 この動車は害吉鉄道で…