中央情報課 22 1月 2026 ウンコう日誌(第842号) 蒸気動車107号は、朝の大阪ユニオン駅を、ため息のような汽笛で出ていく。 貨車の陰に隠れるような小さな車体。煙突は短く、煤で黒く縁取られている。機関車のような威圧感はない。だが、ボイラーの中では、今日も最低限の蒸気が、最低限の覚悟で沸いている。 「今日は釜ヶ崎までやな」 運転台で、運転士の金城が独り… 続きを読む