日: 2025年12月19日

ウンコう日誌(第825号) 中央情報課

ウンコう日誌(第825号)

――それは、かつて「無限列車」と呼ばれていた。 終点という概念を持たず、同じ区間を、同じ時刻表で、同じ顔ぶれを乗せて、ただ走り続けるために造られた列車だった。 旅ではなく、輸送でもなく、「止まらないこと」そのものが目的だった。 だが時代が変わり、無限であることは無用になった。 レールは途中で切られ、…