中央情報課 18 10月 2025 ウンコう日誌(第794号) 害吉鉄道・芦原橋(本社前)駅の片隅。 灰色の空の下、木炭動車107号は、今日も煙突から薄く白い煙を吐き出していた。ディーゼルカーが主力となった今、木炭動車の姿は珍しく、整備工場でも「よう動いとるなあ」と言われるほどの老体である。 運転士の老金(オ・グム)は、帽子を目深にかぶりながらぼそりとつぶやいた… 続きを読む