日: 2025年8月29日

ウンコう日誌(第769号) 中央情報課

ウンコう日誌(第769号)

大阪民国の片隅、害吉鉄道の青い線路を、ちんまりとした緑の木炭動車が走っていた。車体に刻まれた「107」の番号は、すでに数十年前から現役を続けてきた証だった。 木炭をくべる煙突は小さく、しかし運転士の手際で火は絶やされることなく赤々と燃え、車両の横腹に据え付けられた小さな炉からはじんわりとした熱が漏れ…