中央情報課 14 7月 2025 ウンコう日誌(第746号) 無尽機関 「……ああ、あの機関車かい。あれは“無尽機関”って呼ばれてる」 コンクリ桟橋駅の片隅、古びた詰所で茶をすすりながら駅員のヤマカミはそう呟いた。 「昔は、どこまでも走り続ける列車だったんだとよ。寝て起きてもまだ走ってる。昼も夜も、線路が続くかぎり、ね。客が降りようが、汽車は止まらねぇ。そんな… 続きを読む