中央情報課 26 6月 2025 ウンコう日誌(第737号) 朝のラッシュを少し過ぎたころ、C5343号機は堀江新地駅をゆっくりと発車した。漆黒の流線型ボディを誇る老蒸機は、今や害吉鉄道の象徴ともいえる存在だが、特別列車などではない。大阪民国の、いつも通りの“足”である。 牽引されるのは、半世紀以上前に製造された木造客車と、車籍不明の連接車。車体には各民族によ… 続きを読む